映画とどこかまで行こう

主に観た映画の感想を。新作・旧作、劇場・DVD鑑賞混じります。時々テレビドラマも。

みんなのアムステルダム国立美術館へ


映画『みんなのアムステルダム国立美術館へ』予告編 - YouTube

 

前作で工事中断グダグダのまま終わった、そこから始まるのではなく、少し話はだぶらせてあった。

いちばん大きな問題は、入り口の設計について、サイクリング協会から問題視され、設計のやり直しを迫られた…という所ではあるのだ(もう美術館側視点で見てしまっているから、あれこれいちゃもんをつけて来る市民団体には本当にイライラする)。

しかしそれだけが「グダグダ」の理由ではないのだった。大いなる優柔不断や、取り組む姿勢の低さ、計画性のなさ。会議で寝ちゃったり、一度壁を塗った後で「やっぱり変えよう?」と言い出したり。

全てに渡って、決断力に欠けているせいなのだ。どこの組織もそうだ。ウチの会社もそうだ。おかげで…と、全く関係ない映画を観ながら職場の欠点を思い返すハメに。

そんなイライラを和らげてくれたのが、東洋館担当の、日本オタクらしき学芸員さん。日本の仏像に目を輝かせる姿が大変かわいらしい。ちゃんと開館に合わせてお坊さんを呼び、法要を催してくれたらしき様子に、心の中で感謝してしまったりして(そのお坊さんたちが、グッズ売り場の仏像フィギュアの周りではしゃいでいる様子もかわいかった)。

今回は最期が華々しいオープンの様子で、ようやくスッキリ。良かった良かった。

 そういえば、通行の動線について「こんなんじゃ日本人観光客が来るシーズンには混乱して危ない」のような発言があったけれど、そんなにとりわけ訪れてるのね、日本人。