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映画とどこかまで行こう

主に観た映画の感想を。新作・旧作、劇場・DVD鑑賞混じります。時々テレビドラマも。

地獄でなにが悪い:園子温ふたたび

映画

この監督さんの作風はクド過ぎて、それが好きな時も嫌いな時もある。

ヒミズ』を観た時には作り手の自意識ばかりが鼻につき、妙にむっかついて、この程度の代物で震災直後の被災地に来んなよばかばかばかばか(私は東北人ですので)、テーマ性の強い作品はもう勘弁、と思ったけれど、本作はユーロスペースで何度もかかった予告が非常にばかそうで、楽しそうだったので観てみた。

 


映画『地獄でなぜ悪い』予告編 - YouTube

 

内容は予告通り。ヤクザが自分の娘を主役にした映画を作ろうと、行きずりの不運な青年と映画狂を巻き込んでドタバタする話。付け加えるなら、予告で想像されるよりも血糊はかなり多めで、手足頭もぽんぽん飛ぶ(作り物っぽくてあまりグロくはないし、痛そうでもないが)。 ちなみにこの予告は、期待の持たせ方やネタの出し方が結構上手いと思う。

脳味噌を1ミリも使わずに目の前の物を単純に楽しめた。おっきい映画館で大勢でゲラゲラ笑いながらの映画鑑賞はいい。これからもバカそうだったら観よう、園作品。

ちなみに私はヤクザ映画への思い入れは一切ないので、あのへんが○○へのオマージュなんだろ?わざとらしい!みたいな余計なストレスがなかったのも幸運だったと思う(この監督さんの作風でオマージュは、非常にウザいだろうと想像)。

あと20分短ければ最高だったとは思うものの、二階堂ふみの色気と堤真一のニャンコ顔(あんな顔ができたとは)でカバーされて、まあよし。そして、一瞬だけれど久々につぐみさんが観られたのも嬉しかった。

 

長谷川博己の学生時代役のコが体つきとかそっくりで、よく見つけてきたなぁと感心した。

それにしてもユーロスペースであんなに予告がかかっていたのに、上映館はバルト9っていうのは一体どういうことだったのか。映画館詐欺もいいとこ(バルト嫌い)。