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映画とどこかまで行こう

主に観た映画の感想を。新作・旧作、劇場・DVD鑑賞混じります。時々テレビドラマも。

第七の封印

シリーズ懐メロ。
高校生の時に一度観ている。その時は監督の名前も知らず、単に死神とチェスをしているスチールを見て「かっこいい!」と思ってビデオを借りた。死神の画は実に格好良かった。そして意味も何も考えなかった。
当時はそんな風に、前情報も知識もなく適当に映画を観てた。「映像かっこいいけど謎」というのもたくさんあった。後になって分かったものもあるし、未だによく分からないものもあるし、今観たらツマらないばかみたいなものもある。

さて本編。
今見返したら、やっぱりまずは映像がとてもかっこ良くて、小難しいと記憶していた物語には喜劇的な側面もずいぶんあって、面白かった。

神様は一体どこにいるんだろう?何故黙っているのだろう?人々がこんなに苦しんでいるのに?聖職者たちは神の名を騙って人を畏れさせ、私欲を貪っているというのに?神の名の下に自分は空しい月日を異国で過ごしたというのに?…そういう主人公の心の苦しみは(自分はキリスト教徒ではないので)感覚的にはなかなか捉え難いけれども、それでも頑張って想像してみる。
よくこの映画は難解と言われて、哲学的に難しく語られたりするけれど、そこまでしなくてもいいんじゃないか。「神様はいる」というのが常識の社会に生まれた人なら、持ってしまう人もある程度いて、しかも持つことに罪悪感を抱く疑問、の映画なんではないか。私たちには馴染みは薄くても、もっと身近で日常的なテーマなのではないのか。
いや、よく分からん。キリスト教圏の人のレビューをもっと読んでみなくっちゃ(…とインターネットで旅に出る)。

昔もインターネットがあったら、何でも調べちゃってたかしら?
蘊蓄ばかりを粋がって溜め込んで、頭でっかちになっていたのではないかと思われるので、自分はこんなスローペースで良かったかなと思う。