映画とどこかまで行こう

主に観た映画の感想を。新作・旧作、劇場・DVD鑑賞混じります。時々テレビドラマも。

そういえば『永遠の僕たち』も観たのだった

観ている間中、何で私これ観に来たんだっけ?と考えていた。
「英語を喋る加瀬亮(『アウトレイジ』でかっこよかった!)」鑑賞かつ、予告編でヒロイン可愛いかった、が動機だったっけ?



(振り返ってにこっとする所がかわいいんだ)


全編ゆるゆるふわふわした映像で、とても綺麗で、死も特攻隊もお葬式も不幸な身の上も、全てオサレを彩るキーワードでしかなく、まあでもなんとなーく観れちゃう、という不思議な映画だった。
とりあえず、お目当ての「英語を喋る加瀬亮」はとても良かったし、主役二人はともかく美しかった。


しかし何も特攻隊とかナガサキとか持ち出さなくてもよくない?意味あったのかな、何か(単なる思いつきかな)。もっと未来、アメリカとイラクの関係が「Cool」になったら、自爆テロの犯人の幽霊も持ち出しそうな天然っぷりだが、大丈夫なんだろうか。この監督、いくつなんだろう?もうずっとこういう「不安定な若者たちのゆらぎと、刹那的な美」を描いて年取っていくのだろうか?などと、作り手の心配までしてしまったんだから、ちょっと私には向いていない映画だった。


これを観ていたら何だか『私の中のあなた』を観たくなった。
ガン死を前にした若者のキラキラした恋愛(そして恋愛が人に与えるパワー!)といったらあの映画(そのエピソードは映画の一部でしかないけれど)。